2024.02.03 社長ブログ
藤井聡太八冠の師匠、杉本昌隆八段の講演会
昨夜、JR鶴見駅前にある鶴見公会堂において、藤井聡太八冠の師匠、杉本昌隆八段による講演会が開催されました。
(主催は、鶴見法人会)
テーマは、「師匠が語る、藤井聡太という才能」。副題として、「優秀な人材との接し方、伸ばし方」でした。
杉本八段は講演の中で、藤井八冠の特長として、
①自分で考える(従来の定跡書に頼らずに、自分で考える。)、②客観力(苦手を作らず得意も作らず。得意戦法があると、それに頼ってしまい、新しい形へのチャレンジをしなくなる。また、常にフラットな目を持つ。)、
③切り換え力(負けたことは忘れる。負けたイメージを残さない。)
を挙げられていました。
師匠の役割としては、技術の指導、人格形成、マネージメントが大事だとのことでした。
また、世代や考え方が異なる人の集まりが新しい学びの場・気づきの場になるので、現在の一門はそのように心がけられているようです。
若者が発言しやすい雰囲気作り(リラックスして参加できる)や、あえて若者に頼る指導法も取り入れているそうです。若者は、経験が少ない分、結果を恐れず、あきらめない気持ちが強いとのことです。
この辺りのお話は、大いに参考になりました。
約450席の会場はほぼ満席で、藤井八冠の入門当初から最近までの写真をスクリーンに映してのお話でしたが、話の端々に杉本八段のお人柄が感じられ、まさに、この師匠にしてこの弟子ありと実感いたしました。杉本八段のユーモアたっぷりのお話しぶりに引き込まれ、あっという間の
90分間でした。